本物とこだわり
オーディオを趣味としてる方はけっこういらっしゃいます。
各位の収入に応じて、その楽しみ方も違ってくるとは思いますが、とりあえず
一定水準以上の機器を購入されれば、好みの音楽ソースから十分な感動を
引き出すことも可能でしょう。
オーディオという趣味において面白いのは、無制限にお金を掛けて、一流ブランドと
呼ばれるような超高級品を一通り購ったとしても、満足できるだけの音が
出るとは限らないことです!
『本物の機器』を揃えても、それだけでは『本物の音』は出ないのです。
この趣味において一番重要なことは、装置が置いてある部屋、リスニングポイントを
含めて、トータルで調整していかなくてはならないことでしょうか?
超高級な大型スピーカーを入手したとしても、空間的余裕の無い6畳間では鳴らしきれません。
風呂には温度、ものには限度ってものがありますから、その部屋でベストとなる
機器を選んで調整して、やっと納得できる音質で音楽が聴けるようになるんですよね。
ですから、機器だけいくら高級品を揃えたところで鳴らしきれなくなってしまって、
極端な例では、ラジカセで聴いた方がバランスが良いなんて場合も存在します。
もちろん高級スピーカーが再生する音質がラジカセより良いはずはありませんが、
部屋としての干渉がそんな結果を招くこともあるわけですな。
そして陥りやすいのが、高級ケーブル嗜好!
例えばスピーカーケーブル、1メートルあたりで¥300程度のものから、数万円に及ぶ
超高級製品もあります。数万円のケーブルが¥300のケーブルの数十倍良いかと
いえばけしてそのようなことはないでしょう。ケーブルを交換することによって
たしかに音が変わったと感じられる方もいらしゃるかも知れませんが、ブラインドで
テストしてみていかがでしょう、その違いが明確に聞き取れるものでしょうか?
もし聞き取りが出来ないとの自覚があるなら、最低限を満足するものでも十分かと
思います。おそらくケーブルの違い以上のものを、部屋を含めたセッティングによって
生み出すことができるでしょうからね。
オーディオの基本としては・・・・・
◆自分の好みの音を出すスピーカーシステムを入手する!
◆次に、そのスピーカーを鳴らしきれるだけの空間:オーディオ・スペースを用意する。
(たぶんこれが、システム全体よりも高くなるかもしれない?)(^◇^;)
これが出来ない場合には、聴く部屋の大きさにあった、好みの音の出るスピーカーを
選ぶということになりますな。f(^^;) ポリポリ
◆お気に入りのスピーカーを、納得できる音質でドライブできるパワーアンプ等を選び入手する。
◆そのパワーアンプとマッチングが良くて、できるだけ音質の良いプリアンプを入手する。
◆音楽ソースを再生するに当たり、納得できるだけの入口の機器を選ぶ。
う〜む・・・・・、やはり予算は無制限になりますわな!(°0°)ヾ(-_-;)オイオイ
誤解無き様補足しておきますが、スピーカーユニットとは電気信号を音楽信号に
変換する機器ですが、スピーカー単体、ならびに箱に入ったユニットとして、
ミニコンポ等で使用されてる低価格の品物と、海外の高級品等では、例え
周波数特性では似たようなものであっても、次元が違うほど音質そのものは異なります。
おもちゃの楽器と、本物の楽器くらいの違いですかねぇ。v(^-^)
2011.5.30 記
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