野焼きの季節


 毎年10月から11月に掛けて、家族全員が体調不良となります。
夏場は除草剤や農薬の散布で大気を汚し、秋の収穫が終わると野焼きで 大気を汚す農業政策、何とかならないものでしょうかねぇ?

 個人の家庭での野焼きは条例により禁止されてますが、農家さんの 大々的な野焼きは除外されてるから不思議です。どちらが害が 大きいか明白なんですけどね。

 秋の収穫シーズンと共に、あちこちで狼煙のように上がる野焼きの煙、 低温による不完全燃焼で燃やされるだけでも有害物質の発生は やたらと多いのに、農薬や除草剤をを掛けて育てられた麦や稲、 そんなものを低温で燃やせば、自然界には無い猛毒のダイオキシンだって 発生して、警告なく飛散するのも当然の成り行きです。

 おそらく野焼きから生じる煙の成分分析を行えば、如何に健康を 害する物質が含まれてるか明白に判ると思えますが、それを行わない、 行わせない行政、JA関係からの政治献金や組織票という利権が 絡んでいるからなのでしょうか?

 田畑で平然と燃やしてる農家さん、大気汚染してるって意識は 持って無いでしょう、野焼きを行うことは当然の作業であって、文句言われ る筋合いはないと思ってらっしゃるのでしょうね。
これは国による過度の農業保護政策による失敗と思えます、国が補助金を出すから、 それに甘えて自分達で何の努力もしなくなる農家さんが多いこと。
JAの方針に従ってれば間違いない!・・・との刷り込みによる感覚ですかねえ?

 無農薬栽培を続けて、個人的に販売努力をしてる農家さんもあれば、 体に悪いと分かっていても、JAが買い取ってくれないからと既定どおりに 農薬の散布を続ける農家さん、農業従事者に癌やリュウマチが多いのは、 それが原因なんですけど・・・・・。
中には、自分達家族の自給分は無農薬で育てて、市販するものにだけ 農薬を使ってる方もいらっしゃいますけどね。

 毎年秋になると実を付ける我が家の柿の木、化学肥料は与えないし、 消毒や防虫も一切していませんが、虫に食われて全滅するようなことは ありません。農薬神話に騙されちゃいけませんよね。
野焼きも何のメリットがあってやるのでしょう? 藁なんてものは土に混ぜて大地に返してやれば良いのに・・・、燃やす なんて、大気汚染以外に考えられません。


2011.11.15 記


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