禁断の趣味


 AFVプラモデルの製作から始まって、オーディオ、ギター、お酒にと趣味は 多いほうだと自認しておりますが、そんな自分の性格からして、踏み込んでは いけない世界として、写真とカメラがありました。
大嫌いな実兄の趣味の一つでもあったので、極力同じ事をしないようにと、 意識して避けていたのかもしれませんが、カメラってメカの塊でもあったので、 本質的には好きだったのでしょうね。
小学校の頃、商店街のカメラ屋さんのショウウインドウに並ぶカメラを 飽きもせずに毎日見つめていた記憶があります。その中から¥400の小さい 玩具のようなカメラを購入したのは、小学校2年生の時だったでしょうか?
中学校の修学旅行では、ハーフサイズ用のカメラを持って行ったような気がします。 当時、やっとカラーフィルムになった時代で、現像焼付けで金額が張ってしまい、 親から叱られたような・・・・?

 とりあえずはカメラ以外に趣味が多くあったので、日常のたしなみ程度で 楽しんでいたように思えますが、職場で仕事用に一眼レフカメラが購入され、 これを借りて撮った写真、それまでのコンパクトカメラで撮影した写真とは、 発色や鮮明さが全く違うのには驚かされました。
そして、趣味として深入りすると大変なことになると計算できましたので、 禁断の趣味として封印してしまいました。コンタックスのコンパクトカメラなどを 購入して、ささやかな意地を張ってたりもしてましたが・・・・・。f(^^;) ポリポリ

 2000年、時代は流れパソコンの普及が進み、それに合わせて、家電量販店で 売っていたデジカメを1台手に入れました。初めてのデジカメ入手、しかし・・・・・まともに写らない!
家電大手のP社製品ではありますが、オートで撮ってもほとんどピンボケで、色が 薄いし、電池もすぐに終わってしまって、実用性はまったくと言って良いほど ありません。
自分の撮った写真と比較すると、カメラに詳しい友人が撮った写真の 綺麗なこと・・・・、なんでやろ?
2006年の1月、思い腰を上げて、デジカメを新調することにしました。
しかしながら、フィルムカメラに関する知識や技術はまったく無くて、当然 デジカメのことも何も知りません。とりあえずは適当な価格で購入できる製品で、 カメラの形をしてる物を選んでみました、またしてもP社製品ですが・・・・・、以前購入した モノとは全然違います、6年間でデジカメも随分と進歩したのですね。
試し撮りはお仕事で使いました。技術資料の作製で、大阪の今田町まで出張して、 そこにある機械の細部にわたる写真を撮りまくりでしたが、かなり使えるカメラのようです。
夏には家族旅行でUSJと岡山へ出かけましたが、その時にも携帯して、 思い出に残る画像を記録してくれました、DMC−FZ5。

 しかしながら、使っていくうちに、写りの悪い場合もあるのに気付いてきました。
屋内での撮影がどうも上手くいきません、ストロボを焚けばそれなりに写りますが、 それでは本来の色が出ないんです。そしてこの頃は、前様が アクセサリーを作って売っていた時期でもあって、製品紹介用にと 三脚を使ってマニュアルモードで撮る事も必要に迫られ、カメラもDMC−FZ10、 DMC−FZ50と追加で購入してたりします。
でもね・・・・・、望むような発色で撮れないんですよ。(ToT)

 ここまでは俗に言うコンデジ、昔で言うバカチョンカメラでしたが、あれこれと悩んだ末に、 やはり原因はカメラであろうということで、禁断の道へ一歩進んでしまいました。
2007年の9月15日、ほーか好きな皆様の後押しで、入門用とはいえ一眼レフカメラを ついつい購入してしまったのです、いよいよ禁じていた趣味への突入です。
最初は使い方も良く分からなくて、DMC−FZ50を使うより上手く撮れないことも しょっちゅうでしたが、キットレンズ以外の標準ズームレンズや、DXフォーマット用35mmの 単焦点レンズを入手して、友人から撮り方をアドバイスいただいて、どうにかこうにか、 自称まともな写真が撮れるようになった気がします。(゜O゜) ヾ(-_-;) オイオイ、ジゲンガ・・・。
デジカメの事を勉強していくうちに、自分が使ってる入門用はAPC−Sというサイズの イメージセンサを使ってる機種であること、さらにその上にはフルサイズというタイプもあり、 業務用も含めて非常に高価な機種があることも知りました。
趣味として極めるなら、その方向まで行けばいいのでしょうけど・・・・・、よくよく考えれば 52歳にしてやっと一眼レフデジカメを使い始めたわけで、写真に関する知識などは まったくありません。となると・・・・物覚えが悪くて物忘れが激しい年代になってきてますし、 これからフルサイズの高価な機種やレンズ等を購入するにも、財政的な余裕はもうないですから、 APC−Sサイズのカメラだけでもう十分でしょう。
ということで、人生最後の禁断の趣味の第一歩として、カメラボディ、Nikon D7000をゲットしちゃい ました。レンズをあと2本ほど入手すれば、自分の望む範囲では器具を収集する方は終了となって、 あとは撮るだけ〜・・・・・・・・になればいいんですけどねぇ。(^〜^;)ゞ イヤァ〜

2011.11.21 記


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