宴の格差


 親しい友人たちと適当な名目をつけて楽しむこだわりの小宴会、じつに良いものです。
お互いの住居は遠く離れていても、普段からインターネットのブログやSNSで気軽に 会話してるようなものだから、実際に顔を合わせてなくても親近感は十分ですね。
文章では書き切れないような、感覚的に深い部分での会話で盛り上がりますし、 まず何よりも違和感を感じないってのが良いですかね。
さらに 材料を厳選した質の高い料理と、オーガニックなワインが添えられて ますから、この上ない幸せを感じてしまいます。

 地元での友人といえば出身学校の同級生等となりますが、大人になった今、そんな彼らと 2〜3日の小旅行をして一緒にいると、意見の相違からケンカになったりもします。
自分の場合、今現在もお付き合いがある同級生、小学校、中学校、高校と同学年で述べ 630人くらいの方達と同じ時期を過ごしたわけですが、その中から10人は居ません。
ましてや親友と呼べるような方は本当に数名しか居らず、しかも普段から交友があるかと チェックしてみると、年に数回程度しか会ってないのが実情でしょう。
勤務先においても、全国で2000人の社員の中から、話が合うような方は 2〜3人程度ですし・・・・・
比較すると、最近10年程度でインターネットを介して知り合いになった方達との 交友の方が、はるかに多いし深いですわん。

 化学物質過敏症の問題について、このコラムを初め、あちこちで語ってますが その本質を理解される方は非情に少なくて・・・、そんな少数の方達との宴会だから、 余計に楽しいのかもしれません。
インターネットは神のつながりとも言われてますが、まさに本当ですね。
日本全国の中から、趣味嗜好が合う方とつながるのですからこれほど不思議な 『ネットワーク』というものもないでしょう。
宴会が開催されると、その時の都合や条件が重なって、全国から移動可能な 方達が集ってきますが、一般的には距離的、資金的に無理と思われる場合でも、 偶然のサポートがあったりして参加できてしまうから不思議です。
要は、意思さえあればサポートが入って動ける!・・・・ってことなのでしょうけど。


 比較すると、社員間の親睦を深めるという目的で開催される勤務先の忘年会、全くをもって 拷問のようなものでもあります。
まず基本的に楽しくないし・・・、普段から顔を付き合わせてるだけで、趣味が合うわけでも無く プライベイトな会話さえほとんどない職場の同僚や、日本語も満足に読み書きできず、意味不明 な言葉遣い、文章表現で何を言わんとしてるのかさっぱりわからない上司さま、どこを 向いて仕事してるのか全く分からないお偉いさん、そんな方達と狭い空間で同席しても 楽しいはずもなく、さらに女性軍においては、どいつもこいつも柔軟仕上げ剤の臭いが プンプンしてるし、最悪は宴席でタバコを吸いだす輩まで沢山いて・・・・。o(*▼▼*)o 
さらに、会場である居酒屋で出されるメニュー、乾杯は個人的には絶対に飲まない 発泡酒で始まって、醸造アルコール入りの酒類がずらりと並び、農薬だらけの野菜やら、 冷凍食品やら、化学調味料満載の料理では、もはや健康を害します。
環境として、空気が悪くて、食品が悪くて、精神的にも負担を受けますから、 福利厚生費名目で勤務先から補助が出るので、安い参加費で済みはしますが、個人的には 意思を持って欠席としています。


2011.12.6 記


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