発汗の季節〜


 毎度お馴染の、まったく個人的な私見予測ですけど・・・・・・

 暖かくなってきて汗をかく季節になりました。
元来、汗というものは、熱くなった自身の体を冷却するために、皮膚から噴出す水分で ありますが、合わせて、体内では不要となった成分も含めて排出しています。
なので、生理食塩水に近いその水分には、体の老廃物や、呼吸として空気から取り込まれた、 気化して浮遊している化学物質も含まれてることになります。
自分の体から排出されるものだから、自身には害が無いなら良いのですが、 残念ながらそうもいかないようで、汗に含まれる成分によって、皮膚を傷めることも 多々発生してる様子が見られます。
汗疹なんてのは、その典型でしょうね。赤ちゃんは皮膚が弱いから、成人より余計に 発症しやすいだけなのでしょう。
理想的には、汗をかいたらすぐに拭き取れるとか、シャワーが浴びられれば良いのですが、 そうはいかないのが社会生活の現状でもあります。

 そして最近特に気になるのは、柔軟仕上げ剤に含まれる強い臭気成分です。
臭気が強いということは、あきらかにそこに化学合成された気化物質が存在してて、 それを呼吸として吸い込んでる訳ですが、ヒトの体としては不要の異物であり、汗と共に 体外へ排出される量も多いでしょう。臭気物質の正体はCHなんちゃらで現せる 化学式を持つ石油加工製品であり、それが汗に含まれて体にへばりつくことに なりますから、赤ちゃんでなくても皮膚に炎症を起しやすくなるのは容易に想像出来ます。
当然のようにアトピーの患者さんも増えていくでしょうね。
皮膚科のお医者さんが忙しくなりますが・・・・・・、残念ながらその治療方法、ほとんどが 対処療法で、ステロイド等の薬を処方して患部の炎症を抑えるという治療が主体となっており、 根絶治療ではなくて、毒を持って毒を制するような治療でもありますから、 薬による副作用等も現れてきますし、再発の危険性や治癒しない場合も含めて、さらに悪化して しまうことも懸念されます。
アトピーを起したら、合成洗剤や柔軟仕上げ剤は御法度ですが、 医者によっては、それを知ってるとは限りません。要因排除を抜きにしての対処療法は、 愚行以外の何物でないのですが、頭の固い医療機関ではまったく理解を示すことなく、 旧態依然とした治療しか行ってくれません。だから治らないのですが・・・・。

 そしてさらに、症状が皮膚に出るなど外的に判断できるうちはまだ良いのですが、 神経系統に影響してしまって、不眠になったり、いらついて落ち着かなくなったり、 逆に気力をなくして何にもする気が起きなくなったりと、内面的に出て来ると一層厄介です。
それらの症状はすべて心療内科の範疇に該当しますので、選択する医療機関が 的確でないと、向精神薬を処方されて、上記にあるような皮膚科におけるステロイド剤の対処療法と、同等のことが起きてしまうのです。

 発汗の季節、柔軟仕上げ剤等を使ってる限り、皮膚科や心療内科が繁盛して、患者の症状は 改善されない・・・・・・が続くでしょう。
『注意欠如/多動性障害』とか、友人であるお医者さんのブログにも書いてありましたが、ここ 10〜20年の間に精神神経疾患の病名がドッと増えた理由であるとも思えます。
嗚呼〜・・・・・タケノコ! (°0°)ヾ(-_-;)オイオイ


2012.5.14 記


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