PC生活13年


 自宅にパーソナル・コンピューターが入ったのは、1999年の10月16日 です。長男が生まれた翌年であり、自分の誕生日ですから忘れもしません。
略してパソコン、PCですが、勤務先ではコンピューターを縮めて、当時の 社長がCPって呼んでましたっけ。今でもその名残から、PCをCPと呼ぶ お年寄りの同僚もいらっしゃいます。

 秋葉原の石丸電気で、ウインドウズ98の入ったSONYのディスクトップ型の VAIOを、30万円強支払って購入して、ハンドピックで自宅まで持ち帰った 話は何度か書いたでしょうか。
まさかパソコンなるものが自宅に入るとは、それまでは夢にも思いませんでした。
そもそも、お仕事でCADを使うようになって、30代後半で 初めてキーボードなるものに触れるようになり、 その進化の過程で、ウィンドウズNTが入ったPCにCADソフトが導入され、 そこで初めてインターネットなるものを知ったわけです。
つまり、44歳にして初めてパソコンとインターネットを知り、会社では 規制されてしまうインターネットの世界へのつながりを、なんとか自宅で確保したくて、 コンピューターの基本も、ウインドウズの操作も知らずに、PCを家に 導入したわけですな。
目的は、各位のホームページにある掲示板やメールで皆様と情報交換できること、 ただそれだけでした。ウインドウズの更新とか、アンチウイルス・ソフトなんて、 存在することさえ存じませんでした。

 不思議なもので、無防備の状態でもウイルスに感染することも無く、ISDN回線 を使ってそれなりにインターネットに接続できてました。使いたい放題の契約が 誕生するまでは、電話回線によるモデムの接続を都度切っていたなんて、 遠い大昔の話みたいです。
大枚をはたいて購入したVAIOも、5年も過ぎた頃から動きが遅く感じるようになり、 エラーも多くなってブルースクリーン・メッセージもしばしば、光学ドライブが壊れた こともありましたし、リカバリーディスクでリセットすることも何度かあって、その後の 設定の面倒なこと・・・・・・
心機一転、通販にてDELLのディスクトップをVAIOのほぼ半額で購入、ソフト開発を商売にしてる友人に 助けてもらって、ルーターから、ディスクトップ2台と、義父からせしめたノートPCを 1台、LANで結んでもらいました。
やがてVAIOも寿命と判断して、こちらもDELL・・・もはや 価格はVAIOのおおよそ三分の一・・・・・に交換、ウインドウズXPマシン2台を メインとしたPC運用が続きますが、徐々に生活にPCの存在が入り込んで来ています。
友人に製作してもらったホームページを開設したのが2002年、アクセス数も200000を 超えて、もう少しで丸10年が経過します。我が家としての情報発信の場でもありますね

 普段の買い物やら、あれこれ情報収集やら、もうPCの無い生活は考えられなくなってます。
最近は動画で情報を集めることも容易になってきてますし、ストリートビューなんてとても便利ですからね!
後から購入したDELLのPC、5年が経過してハードディスクが壊れたので、え〜い、ままよ!と 自己責任でPC2台ともHDDを交換して、OSもウインドウズ7に入れ替えました。
さらにノートパソコンは東芝製の新品が、なんと¥30000で購入できたので、親子4人で3台のPC を使い回してる今現在です。
電磁波の影響を受けないようにと無線LANは採用せず、LANケーブルを這わしての運用ですが、 接続が可能である限り、これで問題は無いようです。スマホとかも便利なのでしょうけど、 老眼で小さい画面を見るのは辛いし、アプリによるセキュリティのリスクもなんか怖くて 使おうという気が起きません。娘や息子は使うかもしれませんが、年寄りには現状の PC接続で、もう十分でございますかな。
まさに40の手習いで始めたPC生活ですが・・・・、たぶん、私らより年上の方では、 PCを仕事で使う環境に置かれてなければ、自宅に自分用のPCがあるのは稀なのでしょうね?
まもなく90歳になる実父にとっては、まったく無縁のPC生活でもあります。


2012.8.7 記


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