解説すると・・・・


 ここのところのコラム内容、なにやら専門用語が多くて、PCに 詳しくない女性の方など、もしかしたら解らない方も多いんじゃないかと 思えまして・・・、どなたにでもわかりやすいように記しておこうかと 作文してみました。

 要は、自宅に有るオーディオ装置から、良い音で音楽を聴きたいだけ なのですが、いままではレコードかCDしかありませんでした。

 レコードの方はC−27という、ちょっとお高いフォノイコライザー・ アンプなるものを数年前に購入して、レコード盤そのものが良い質である なら、それなりに楽しめるようになったのですが、CDの方はDVD プレーヤーの兼用機で聴いておりました。
CDを聴く場合に、ソースダイレクトなどという機能を選択すれば、 まあ悪くない音質でしたし、CDだからというレベルで満足・・・ 我慢とも言う・・・してましたが。

 で、ここ最近、PCオーディオなるものがあって、パソコンに取り込んだ 音楽ファイルをPCを通して再生するというもので、その音楽の フォーマットによってはCDのそれをはるかに上回る規格であり、 理論上からも妥協のない世界で、SACDに匹敵するとか凌駕すると か・・・?

 PCオーディオには2通りあって、一つはパソコンを使ってUSB ケーブルで、デジタル・アナログ・変換機、通称DAコンバータ、 もしくはDACとよばれる機材につなげて、そこからオーディオの アンプに接続して音楽を再生する『PCオーディオ』と、専用の ネットワーク・オーディオ・プレーヤーを用意して、音楽信号の 取り込みだけにPCを使う『ネットワークオーディオ』というのが あることを知ったのは昨年でした。

 とりあえずUSBで接続できるDACを購入すれば、ノートパソコンを つなげて『PCオーディオ』が出来るので、試にやってみようかと 昨年の夏から初めてみた次第です。
まずは第一歩なので、USB・DACは安いもので良いかなと・・・、 しかし、我が家のオーディオ機器につなげる都合上、バランス出力のある TEAC社製の、¥34000前後で市場に流通してる製品を選んでみました。
オーディオ機器と言うものは、安ものがシステムの中に含まれて、 その機材を通して再生が行われる場合、トータルではその安物の音に なってしまうってのが今までの通則でしたので、大して期待はしてなかった のですが、さすがにデジタルの世界は日進月歩、その法則は当てはまらな かった嬉しい誤算でもあります。

 USB・DACと言っても、USB以外にも外部デジタル入力端子が 設けられていて、デジタル出力を持つ機器から同軸ケーブルでもオプチカル ケーブルでも接続できるようになっています、なので、DVDプレーヤーから デジタル信号でつないで音楽を再生してみると、DVDプレーヤーだけで 聴いてるより、音質が全然良いじゃありませんか!
とても3万円そこそこの機材を通して聴ける音とは思えません!!!
やはりデジタル→アナログ変換の専用機なんですね、専用機ゆえに無理が 無くて、デジタル信号からアナログへの悪影響も対処できてるみたいです。

 パソコンにCDの音楽データーをリッピングして入れて、それを PC内の音楽再生ソフトを使ってパソコンを通して再生すると、CD そのものを聴いてる時より良いみたいです。これならPCオーディオ なるものが成立するわけですね。
音楽を聴く時には、PCを立ち上げなけりゃならない!・・・ってのが ちょっと面倒な感じがしないでもないですが・・・・。
比較するともう一方の『ネットワークオーディオ』、こちらでは音楽を 聴くときにPCを立ち上げる必要はありませんが、音楽データーを保存する NASサーバーなるものが必要だとか・・・・。
ネットワークには全く詳しくないので避けてましたが、4月にノート パソコンを1台追加するにあたり家の中にWi−Fi環境を導入して、 それが結構楽にできてしまったので、何とかなるんじゃないかと・・・・?
ネットワーク・オーディオ・プレーヤーもピンキリで、国産の大手 メーカー品が¥22000で入手できますので、再び遊び感覚での チャレンジです。

 結果、問題なくネットワーク・オーディオ・プレーヤーでは再生できたの ですが、そのネットワーク・オーディオ・プレーヤーからのデジタル出力 信号を、DACが認識してくれず、プレーヤー本体のアナログ出力信号 でしか再生できません。何でも出力されるデジタル信号に、信号の周波数を 示すサンプリングレートってのが乗せられてなくて、DACによっては 対応できないそうな、しかも、ファームウェアのバージョンアップで 修正できる問題ではないとのレビュー見解などもありました。
ネットワーク・オーディオ・プレーヤーからのアナログ出力の音と、 PCオーディオでDACを通して再生した音、おなじ音楽ソフトであっても 次元が違うほど差があるんですよ。
やはり最後は、餅は餅屋に任せないと・・・、¥22000の機材の おまけのDAコンバーターレベルでは限度があるようです。

まともなネットワークプレーヤーは高価なので手が出せませんから、次の モデルチェンジまで待つのかな〜・・・とあきらめかけてたら、なんと 今年の4月末にTEAC社から、ネットワーク対応のCDプレーヤーが 発売になってました。
ゆえについつい・・・・・ポチっと!

 届いたので早速セットアップして、DACを通して聴いてみたら、予想 通りの音が!!! 満足でございます。(^▽^)V
これであとは、家にあるCDデーターをリッピングしてNASに取り込む だけですが、そのリッピングソフトの使い方や設定で、PC素人ゆえに 四苦八苦してる次第でございますわん。


2014.6.12 記


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