ベルトドライブで・・・


 レコードプレーヤー、スイス製のトーレンス:TD521Sという ベルトドライブのターンテーブルを長年愛用しておりますが、メンテナンス として年に1回の軸受への給油とベルト交換が必須だそうな。

 先日、久し振りに回そうとしたら、スイッチをオンにしても まったく回らず・・・・・(^◇^ ;) ほぇ〜
壊れてしまったかな〜とストロボを覗きこめば、ちゃんと点灯してて、 ターンテーブルを手で回すと反応しますけど、回転が継続せずに 停まってしまいます。
これは!・・・・と過去の記憶から、重たいアウター・ターンテーブルを 外して内部の様子を探ると、案の定ベルトが外れておりました。
ベルトを掛け直してアウターターンテーブルを戻して、スイッチを 入れるまえに手で回して慣性を付けて、それからオンにしたら 正常に回るようになり、無事に音楽を聴くことができるように なりました。
その日はそれで終わりましたが、後日また同様にベルトが外れた らしく回りません。再度、過去の記憶の中から不具合状況を思い出して みると、同様のトラブルを経験してますね、確かその時は・・・・・、 ベルトが伸びてたのでした!!!
倉庫に保存してある交換済みベルト、そのケースの表面に交換日時を 記載してあるのでいつ交換したのかすぐに判るのですが、 2011年10月って、もうすぐ3年ですね。(f^^) ボリボリ

 交換時期は過ぎてますが手元に新品のベルトは無くて・・・・、 そもそも高価なのよね、こんなゴムひも1本で¥4150なんて。
毎日必ず使ってるなら新調しても良いけど、たまにしか使わないんじゃ 維持管理コストが掛かりすぎです。
とりあえずベルトを外して、在庫してる交換済みの古いベルトと 比べると・・・・、随分と伸びております。(⌒_⌒;) ・・・・
伸びても使えないわけじゃないしぃ〜・・・・ですが、しょっちゅう 外れてしまうのでは困りますので、ここは古いベルトと交換します。
古いベルトも、外してケース入れて保存しておくと、不思議と 伸びが戻って短くなってますからね。新品より伸びやすいとかは あるかもしれませんが、当分の間はこれでもOKです。
と言うか、レコードを聴く時にだけベルトを貼っても良いのかも ・・・ですね。その方が、経年劣化はあるかもしれませんけど、伸びは 貼りっぱなしより、ず〜っと少ないでしょう。でも面倒!!!

 その昔、オーディオフェアーに行った時に、どこかのブースで 評論家の先生が講演されていて、「ベルトドライブのベルトは 素手で触ってはならん!」とかおっしゃってました。
なんでも手にある油脂がベルトに付着して回転に悪影響がでるとか・・・、 皆さま、ふむふむと聴いておられましたが、どう考えても アホですね。手の油脂がベルトに付いて回転に影響が出るようなターン テーブルじゃ、レコードなんか掛けたらまともに回らんでしょう。
回転の慣性モーメントを何だと思ってるんでしょね。厳密に言えば 影響はゼロではないかもしれませんが、ごく微小すぎて、 レコード再生時の、機械的バラツキ要素の中に埋もれてしまうような 素因です。物理的に言えば『誤差』の範囲であり、数学でいうならば、 1000とか10000の話をしてる時に、小数点以下3桁目を気に してるようなものでしょう。
どうでもいいところに神経質、そんな言葉がぴったしかも?
・・・・と、使い古しのベルトを再度使うような、我が家には 言われたくないでしょうな。(^〜^;)ゞ イヤァ〜


2014.6.23 記


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