スロットレーシングカー


 小学校の5年生の頃、レーシングカー(今で言うスロットレーシング カー)がブームになってました。
当初は八の字形のコースにF1マシン2台がセットされた 一式のキットで売られていて、畳半畳くらいのスペースで 二人で競い合う玩具でした。ただそれまでの玩具と大きく違うのは、 走らせる自動車の模型、手元でスピードコントロールできて、 コントローラーを全開で操作してるだけではレーシングカーが コースアウトしてしまい、コース上を速いラップタイムで走らせるに 当たり、コースの直線、曲線に合わせたスピードコントロールの テクニックが必要だったってことでしょうか。
そんなメカニックな走るプラモデルって、子供の心をつかみますよね。
最初は八の字の一式キット物だけしかなかったのに、いつのまにか 各プラモデルメーカーからいろいろな車種が発売され、レーシングカー を走らせるコースも模型屋さんが店内に大掛かりなものを 組んだり、今でいうゲームセンターみたいな場所にバンク付の 高級なコースまで出現してきました。
そんなコースの使用料金として、10分間10円から始まって 100円くらいまで、サーキットコースの設備の豪華さに合わせて 高くなって行きます。運営側はタイマーをセットしていて、時間が 来ると通電が終わり走れなくなります。

 自分が初めて買ったレーシングカーは1/24スケールの トヨタスポーツS800、メーカーは忘れましたが、モーターは マブチのFT−16でした。
このモーターもFT−16,FT−36、FT−16D、FT−36Dと あって、実際の車で言えば排気量やエンジン機構の違いみたいなものでしょう かね?
小学生なりに一生懸命作って、コースに持っていって走らせようと、お金を払って いざ発進させると、なんかトロトロとしか動かないなんてことも良くありました。
場合によっては動かなくなってしまって、修理してるうちにタイムアウトの なっちゃたりして悲しかったです。
小学生から観ると大人に見える中学生や高校生が走らせてるレーシングカーは、 凄いスピードでビュンビュン飛ばしてるんですけどね〜・・・・・
やはりこの時代から、タミヤの製品は凄かったです。ベアリングは採用してるし、 モーターもFT−36を搭載させて、同じ小学生が作った作品でも自分の車とは 雲泥の差でもあります。
タミヤニュースによりますと、どこかのレーシング大会では決勝の全エントリーが すべてタミヤの製品であったと、書いてあったような無かったような・・・?。
できれば自分もタミヤの製品が欲しかったのですが、小学生の財力ではおいそれと 買える物でもありません。なけなしの自分の作品をなんとか弄り回しながら、 レーシングカーブームの終焉とともに、いつのまにか、その寿命を終えたのでした。

 今またレーシングカーが流行って商品が出回るようなら、現在の自分の技術を 持って再チャレンジしてみたい遊びでもあります。


2014.10.15 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >