スメル・ハランスメント


 「どいつもこいつも、臭い!」、この言葉は、毎日家族間で交わされ てる会話の中での常套句であります。
この「臭い!」の意味、わかる方にはこれだけで十分通じますが、 多くの方達にはさっぱり理解できないでしょうね。
ここで言ってる「臭い!」は、合成洗剤臭、柔軟仕上げ剤臭、防虫剤臭、 香水や化粧品の合成香料臭のことであり、ほとんどの方が無意識に 愛用してる、一般的な家庭用洗剤や嗜好品だったりします。
そもそも、自宅の名称として『LIVE space EM』を謳っていな がら、LIVEコンサート等を開催していないのは、「どいつもこいつも、 臭い!」ので、自分達に取って健康被害を伴う負担となってしまうから、 開催したくても安易に開催できない!・・・ってのがその理由であります。
化学物質過敏症である前様と息子どん、50畳と広いリビングのスペース であっても、柔軟仕上げ剤臭い方が一人でも入室すると、途端に体調が 悪くなり、症状として血圧が下がって動けなくなってしまい、その余波で 主夫がひとりで接客から何から何まで全部の対応を余儀なくされ、結果 として手が回らなくなっちゃうんですよね。

 我が家の事をよく御存知の親しい方達と、年に2回ほど開催する花火と 新年会の宴会でさえ、必ず1〜2名ほど臭い方が来られて、その臭気で 料理を担当してる前様がダウン!・・・・・なんてことも過去に何度か ありました。
ですから、一般向けにライブなんて開催したら、現在の勤務先での環境と 同じように、臭い臭い輩が大勢でやって来る危険性がいっぱい!、家族に とっては強烈なスメル・ハランスメントを、わざわざ自宅で受ける拷問の ような状況に陥っちゃうわけです。
休日に家に居てまで、柔軟仕上げ剤等の臭気を浴びたくはありません。
1人来られただけでも、4台ある空気清浄器をターボ運転に切り替えて 対処してますからね。3人以上来られたら、もうそれだけでノックアウト されちゃいます。
そんな家族事情なので、どこぞの会合で新たに知り合ったからとか、 職場の同僚であるとかで、安易に人を家に入れることもできなく なりつつあります、だって、みんな臭いんですもの!

 TVを観ても、香りの柔軟剤のコマーシャルは増える一方、柔軟剤以上 香水以下なんてとんでもない話で、どんどん防虫された衣類を 着て来られると、家族がどんどんどんどん病中になっちゃいます。
そもそも香り・・・というか臭気・・・・の強い洗剤や柔軟仕上げ剤を 愛用してる連中、その刺激臭ですでに臭覚が麻痺状態にされてますから、 それがどれほど酷い臭いなのか判っていません。よって『いとをかし』 で表現される季節の風物詩のような仄かな香りの世界、蕎麦の香りとか、 コーヒーの豆による微妙な香りの違いとか、わからんでしょうね。

 毎週ショッピングモールへ買い物に出かけますが、屋外を歩いていても 臭い人が通った場所はすぐわかりますし、モールの中に入ればワックス臭から 始まって、衣類の防腐剤、プラスチック製商品や人の合成洗剤&柔軟 仕上げ剤臭、合成香料と痛烈な刺激臭群に粘膜が反応してしまい、 時間経過で鼻水が垂れてきます。
ショッピングセンター内では、30分でカラータイマーが鳴り出す 前様、買い物が終わらないうちに限度を迎えてしまい、屋外に退避します から、レジで支払いを済ませる役はいつも主夫一人です。息子どんに 至っては、ショッピングセンターに入ると体調が悪くなるのを知ってる ので、よほど自分に必要なものが無い限り、買い物には出かけようとさえ いたしません。

 柔軟仕上げ剤の臭いが好きだという方も居るかもしれませんが、 家族や知人・友人に症状が出るのを見る限り、人体に対して害があるのは 確かであって、症状が出るか出ないかは個人差によるものと思えます。
今は出て無くても、やがては何かしらの形で発症する危険性も高い と言い切れますけどね。
製薬会社から多くの政治献金をもらってる都合上、国内に於いて使用を 禁止するような、政策的な法令はできることはないと推測されますが、 タバコの副流煙と同じく、人体に対して健康被害が発生する旨の公式発表 くらいは公的機関より行って欲しいところであります。
ハランスメントという嫌がらせ程度なら良いですが、実際に健康を害して 体調不良、もしくは人によっては精神疾患に陥る訳ですからねぇ〜。
これに気づかない方は幸せなのかおバカなのか・・・? (゜O゜) ヾ(-_-;) オイオイ


2014.11.27 記


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