耐寒準備


 例年では年末の大掃除が終わってから引っ張り出してセットしてた 温水ファンヒーター、昨年の12月は寒かったので大掃除前から出してまし たが、今年は明日から寒い事が予想されるので、昨年よりもさらに 25日も早い11月30日からセットアップ開始となりました。
エアコンによる暖房ってのにも限度がありますからね。エアコンの 場合、液化ガスを利用した熱交換機ですから、室外機の周囲環境が 寒すぎたり暑すぎたりすると、その熱交換が十分に行えず、エアコンの 動作としては満足となりません。
そりゃそうですよね、屋外が氷点下の時に、その外気温を使って さらに冷やそうとしてるわけですから、凍りついてしまえば それまでです。なので室外機にはヒーター機能があって、凍りついた 場合にはそれを解かすなんて作動もありますが、御世辞にも電気的に 効率が良いとは言えなくなってしまいますので、より一層電気料金 としての負担が増えることになるわけですね。
本当に寒い時、本当に暑い時には、エアコンは効かないのです!

 我が家のリビングルームにある業務用エアコン、出力として2馬力 相当でありますが、最大出力で頑張っても、本当に寒い時には室内温度が 14度以上には上がりません。もう少しパワーアップしたものに替えれば 少しはマシになるかもしれませんが、そうなると3相動力電源も契約を 変更しなければならず、月々の基本料金からして上がってしまいます。
定年退職で収入が無くなるこれから、動力電源だけで月に5万円以上払う 訳にはいきませんからね。

 なので、効率が良い石油を燃やしての暖房となるのですが、石油 ストーブや石油ファンヒーターのように、燃焼したガスが屋内に 排出されるタイプは、我が家族にとってNGなのであります。
前様のCSは有機溶剤系に特によく反応を示しますので、排気ガス どころか石油の臭い・・・気化した石油成分・・・を含めて、まったく 論外であって、家では暖房器具として使えません。
よって石油燃焼系の器具をすべて廃棄して久しいですが、おそらく自分も 息子どんも、今使えばもう駄目でしょうね。
まあ使わなくなったので、花粉症が良くなったりもしてる訳で、 燃焼ガスを吸い込むことにより免疫力を失わないから、インフルエンザ 等の予防にもなってるのだと思ってます。
トータルでの燃焼効率は少し落ちますが、長期にわたる健康のためにも、 その燃焼ガスは屋外に排出されるものを選びましょう。排気ガスを 吸って健康にいいハズはないと、どなた様も理解まではされてはおりますが、 いざ実行となると、出来ない言い訳が出てきて実施されない様で あったりします。

 そんな訳・・・・どんな訳・・・・で、我が家の石油系暖房装置は、 屋外に設置された燃焼装置から、暖められたラジエター液が巡回されて 室内機に送られ、そこでファンを使って温風が出る、温水式ファンヒーター となっております。
排気ガスの類は一切室内には入って来ない優れものでございますが、 メーカーさんがこの手の暖房器具から撤退してしまって久しく、すでに 生産終了から数年となっているので、今年の春先に収納するにあたり メーカーの点検を受けたところ、何一つ異常は見られなかったとの事、まだ まだ当分は使えそうなので、安心したところであります。
電気によるエアコンと、石油を使っての 温水ヒーターの両方を使って暖房としてますが、311の 経験から電気が無ければすべてNGってのもありましたので、 やはり何かにつけ、2系統の手段は確保してた方が良いみたいです。
よって緊急時用にと、電気を使う事のない石油ストーブの小さいの、一つ だけ捨てられずにあったりします。
調理用のガス器具も都市ガスにしたほうが安いかもしれませんが、緊急時の ライフラインを確保する上でLPガスにしておくべきと、残しておいて 助かった利点もあって、継続してそのままであったりもしてます。
普段の便利だけに頼ってると、その便利が消失した時にどうにも ならなくなりますからね。
可能であれば小型の100V発電機、緊急時用に一台欲しい所であります。

 さて、今年の冬は寒そうでありますが・・・・
作年みたいに大雪に埋もれることもあるのかしらん?
用心しておくに超したことはないでしょうね。何かあったら お上に頼っても安易に助けてはもらえません、まず必要なのは危機管理と 自己責任での自衛でしょうね。


2014.12.1 記


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