杓子定規な・・・


 昨晩、23時からのTVニュースで、児童精神科の現状について 特集でのコーナーがあり、自傷行為をする子供や、情緒不安定の子供たちが、 やむを得ず拘束されるシーンなどが放映されていて、最後にメイン キャスターが「もっと子供の話を聴いてやってください!」と、 いかにもわかった風なコメントを添えて、そのテーマを終了として ましたが、それを聴いて思わず「バカ!」と叫んでしまいました。

 なんで子供たちがそんな児童精神科なんて施設に入院するように なってしまったのか、その原因を探ろうともしないんでしょ?
子供達の話す内容を普段から聴いてあげていれば、それが防げるとか、 治ると思ってるのでしょうか?
そんな状況になってしまった根本原因を探し出して、取り除かなければ いけませんよね。
心が壊れてしまった方達の話を聞いてあげることは、診療の一環として ストレスの緩和と言う点では大事ですが、それだけですべてが解決 できる問題じゃないのは確かです。
心が壊れてしまった、正確には、脳神経系統が壊れてしまったわけで、 どうして壊れたのかを知らなければ、治し様も無いと思えます。
壊れてしまってからのアフターケアだけじゃダメなんですよね。

 我が家の娘どん、中学校から高校の卒業に至るまで荒れてました。
子供の、自傷行為、不登校、喫煙、停学、暴力行為、暴走行動、警察 への払い下げ、定時生高校への転校、退学勧告、全部経験してます。
問題を起こして、学校から呼び出された回数も2桁であるのは確かです。
TVニュースで放送された映像を観て、娘どんの昔とかぶってしまい ました。彼女がCS(化学物質過敏症)症状を発してると気づかなかったら、 同じように精神科の病院に入っていたかもしれません。
心が荒れるにも、人と人との関わり合い以外にも、科学的な原因が あったのです。
娘どんが通った中学校、最初に進学した高校は、立地条件として 同じ地域でした。田畑のど真ん中であり、そこへ自転車で通っていた のです。
そして1990年代の終わり頃から、娘どんが中学校へ通学してた 時代から、ラジコンヘリコプターによる農薬の空中散布が実施され てたのです。
春、夏、秋って、盛大に農薬を撒いてる環境下、そんな田畑のど真ん中に ある学校を目指して毎日自転車で通学してたわけですから、有機リン 農薬中毒で神経系統に異常を起こし、凶暴にもなろうってものです。
CSによる精神症状、人によって出方が異なり、躁鬱の躁とでるか、 鬱と出るかでありますが、前様の場合は前者の鬱となって行動できず、 娘どんの場合、後者の躁となって、収集が着かなくなって、じっと していられなくなった!・・・に過ぎません。神経系統の壊れ方って、 半導体の故障と一緒で、ON側に壊れて暴走するか、OFF側に壊れて 停止してしまうかと一緒です。ただ症状が真逆だから、同じ原因で そうなってるって気づかないんですよね。

 そんな症状を長い事観てると、若年性の精神疾患とか、パセドー病とか、 パニック障害とか、慢性疲労症候群とか、化学物質による影響が大きい んじゃないかと思えるんです、個人的な結論として、症状の出方こそ 病名によって微妙に違ってるけど、CSに関連してると考えると、 すべて辻褄が合ってくるんです。
これが理解できないのは、今目の前に起こってる事実を認めることが 出来ずに、権威に弱くて、お上や識者が言う事なら無条件で信じ込むけど、 自分では考えることをしない、過去に刷り込まれた思い込みだけで判断 してるおバカさんだからでしょう。
まず第一歩として、柔軟仕上げ剤と合成洗剤、この使用を止められるか どうかです。もちろん防虫剤なんてのも以ての外ですが、これらを 普段の生活の中で使ってる限り、理解はできないでしょうね。
止めてみて初めて分かる、その痛烈な刺激性でもあります。


2015.2.6 記


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