球ころがし


 先日タモリの深夜番組で放送された内容でありますが・・・・ 面白かったです!
真空管式のパワーアンプにおいて、使ってる真空管を交感したら どのような音色に変化するのかという趣旨であり、番組専伝文句の通りに 真空管をホイホイと交感できるのかと疑問ではありましたが、同じ型式の 出力管の交換で、その製造メーカーによってどのように音色が 替るかと言う内容でした。真空管の型番変更を伴う差し替えでは なかったので、なんか騙されたようなホッとしたような・・・・ f(^^;) ポリポリ

 秋葉原のオーディオ専門店で収録された番組、レコード・ プレーヤーはLINN、カートリッジはオルトフォンの Windfeld、スピーカーはJBLのProject  EVEREST DD67000 という超スーパー豪華な機器を 真空管のアンプで鳴らして聴き比べるという構成でありますが、これを 家庭用のTVで観たところで音の違いは判らないでしょうね。
最初はKT−88の交換による音質の違い、現在、この真空管は わずか3か国でしか製造されておらず、チェコ製、中国製、 ロシア製での、球の違いによる音質の違いを確認してました。
次にパワーアンプを交感して、今度は300Bの球違いをチェック。
こちらはチェコ製、日本製、アメリカGE社製の3種類でした。

 KT−88は5極管、300Bは3極管であります。
たしかに真空管を交感しても音質は変わるのでしょうけど、 これほどの組み合わせになってきますと、他にも交換したら 大きく変わるところは沢山あるような気がします。
番組で紹介がなかったので、フォノイコライザーやプリアンプは 何を使っていたのかわかりませんが、真空管を交感するよりは、 そちらを交感した方が音色が変わるのは確かでもあります。
そしてメインで使っていた、 JBL DD67000、この化け物みたいなスピーカーの入力の 大きさやダンピングファクターから見れば、300Bでの駆動って どんなものなんでしょう?

 オーディオ専門店の協力を仰いで豪華なシステムでの比較試聴 ではありましたが、高価な機種だけを持って来れば良いってもの でもないような感じもありました・・・・?
少なくてもスピーカーは他にも何種類か用意して、聴き比べも して欲しかったですね。
TANNOYの同軸2ウェイだったらどうだったんでしょ?
聴いていた音楽ソース、アート・ブレーキーとカーペンターズ でしたが、どこまでボリュームを上げられたやら?

 しかし・・・・・、現地で生で聴いてみたかったシステムであるのも 確かですわん!


2015.3.23 記


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