なまさだ


 3月23日(月)、仕事を終えて帰宅して、家に入る前に郵便箱を チェックしたら、アマゾンからの荷物とハガキが1枚、最近は 老眼が進んでメガネを掛けないと小さな文字が見えないので、宛名 だけを何とか判別して、前様の名前が書いてあるのが判ったとこ ろで、そのまま前様のパソコンのキーボード上に置いておきました。
ほどなく帰宅した前様、そのハガキを観て驚いた様子、なんと、 NHKで放送される『今夜も生で さだまさし』の観覧当選案内 でした!。
そういえばせっせと書いて出してましたね。
で、観覧はいつなのかとハガキをよく読めば・・・・、その週末の 3月29日でした。28(土)の夜11時に渋谷のNHKに集合して、 11時20分までに受付を済ますそうで、遅れたら入れないと!
しかも今回は5時間スペシャルで、24時5分から始まって、 翌朝の5時までの生放送だとか・・・・。
う〜む・・・・、何とも急な、それなりの覚悟のいるお話ですが、 観覧が当選した以上、行かないって選択肢はないですよね。
しかしながら、徹夜で生放送って、観覧する側も体力を要するのは 確かですし、アラカンの年寄り二人の身には、その日はOKでも翌日に 影響が出て来そうですな。とりあえず月曜日は有給を取って休むことに しませう。


 3月28日(金)、最寄りの駅から19時53分発の電車に乗り、 10時13分に渋谷に到着、土曜日の夜の繁華街を歩いてNHKに 向かいます。途中、『生さだに連れて行ってください』とコメント ボードを持ってNHK周辺にたむろする若人が数人居りましたが、 さだまさしの生放送、若者にそこまで人気があるとは思えず、何でやろ? とその時はわからなかったけど、ゲストのももクロが目当てだったんで しょうね。
玄関から入って受付を済ませ、そこで列を作って待たされ、一定の人数に なると列ごと別のスタジオに案内されます。自分たちは3列目でしたね。 時間になったら列ごとに、順に収録スタジオに案内するとのことですが、 暑い場所で汗をかきながら、立ったまま待たされること1時間、さすがは 国営放送ですな。他の観客を見ると、かなり派手な衣装の方もちらほらと、 そこまでして目立ちたいのかなと???、これも後で分かりましたが、彼らは モノノフ、つまり、ももクロファンでしたね。
時間になって収録スタジオへの案内が始まりましたが、どこかのお兄さん達、 知り合いが前方に居るのでそれと合流しようと割り込みを!、しかし、 周辺のオジサン、オバサンたちがそんなことを許すはずがありません。
自分もついつい胸ぐらをつかんでやさしい注意言葉を・・・・(メ▼▼)


 列をなして収録スタジオに向かうと、入り口のところで小停止、 まだリハーサルが全部終わってないのでせうか、やがてスタジオから 高校の制服を着た女の子たちが出てきて、これから入ろうとしてる 観客に向かって「ヨロシクオネガイシマ〜ス」と元気に挨拶をして去って 行きます。高校生が何で出て来るんだろ?と言う疑問符が浮かびましたが、 通り過ぎてから、ももクロの5人であることを理解しました。
他にもさだ企画のマネージャーさんや、コタちゃん、ぐっさんなど、 観たことあるお顔が次々と出てきて、すれ違って行きますが、観客に 声を掛けてきたのはももクロだけでしたね、うん、良い娘たちだ!


 スタジオの中に入ると、どこかでギター類のチューニングをしてました。 のちほど紹介されましたが、サポートギターの田代 耕一郎さんでした〜。
列の先頭が、ステージに向かって左側の座席群から着席させられてます、 早く来たから一番良い席になるとは限らないのは、TDLのアトラクションと 同じみたいです。順番から推測して行くと、自分たちは左側のグループの 後列側になりそうな感じでしたが、途中から中央の座席群に案内が変更され、 自分と前様の席は正面の2列目、しかも前席の一列目はゲスト用の椅子です から、実質は最前列です。わおっ!!!、こりゃ〜付いてますな。 ヽ(^◇^*)/ ワーイ
本番開始直前、ゲストがやって来て前列に着席しますが、自分のすぐ前には 水樹奈々さん、その左には岩崎宏美さん、そして右側にはモモクロの 5人が座りました〜。事前の注意事項で、ゲストには手を伸ばして触れたり しない様にと促されてましたので自粛しましたが、ホントに手を伸ばすと 届く範囲にアイドルや有名人が居るって、実に不思議な感覚であります。
会場には500人の観客が入ってますが、応募総数約5000枚からの 抽選だったそうで、当選だけに止まらず席順までラッキーが続いてますな。


 生放送の本番が始まり、正面の壁面にモニター画面としてプロ ジェクターでの投影映像が映ってますが、座ってる場所が場所だけに 頻繁に映りこむ自分と前様であります。出かける前にブルーレイ・ レコーダーで録画予約しておきましたが、予約した甲斐がありましたわん。
この番組、3組のカメラマン&サポート係りが、カメラを手持ちで撮影 してるんですね。漫談などの固定撮影要素がある場合を除いて、全部 手持ちでした、カメラマンクルー、休みなく5時間もお疲れさまです。
ピアノやサポートギターなどの生演奏は、楽器や椅子を台座の上に 乗せて、台座ごと移動させて各演奏に対応してます、生演奏が付かない 場合はカラオケ方式になってて、スタッフがスピーカーを各位置に セッティングしたり収納したりしてました。
それにしてもめまぐるしいステージ上での変更、スタッフも本当に 大変ですね。さださんがアップでハガキを読んでる傍ら、スタッフは 大急ぎで演奏等の準備で右往左往してるんですから・・・・。

 午前3時のラジオ体操、岩崎宏美さんの後ろで体を動かしてました から、かなりの時間映りこんでますな、胸にCF・Martinの ロゴが入った黒いジャケットを着てるのがアタシでございます。
5時間の生放送も終わった頃、次回の予告を観客をバックに撮影するとの 事で、さださんとメインスタッフが自分たちの前の席に座り、3テイク 程撮影しました。当然、こちらもかなり映りこんでますな。

 5時半頃NHKを出て、渋谷発の6時の電車で帰路に着きます。 途中、何度か意識が無くなりましたが、乗り越すことなく乗り換えも出来て、 自宅に到着したのは8時30分、車で観覧に行ったら帰りは危険ですね。
かくしてアラカン夫婦の、長い長い充実した一日が終ったのでした。
次回は香港から・・・・ですから、応募して当たっても行けませぬ。


2015.3.31 記


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