40年経過


 今年の6月1日で、Guild D−50 を入手してからちょうど 40年が経過します。1975年の6月1日、御茶ノ水にあった石橋 楽器店で購入した、自分にとって初めてのオール単板のまともなギター でした。

 40年も使ってれば、多少なりとも、あちこちにトラブルが出てきます。
最初は症状として高音弦のビビり、保証期間内でしたので無償で修理して もらえましたが、行った修理は12フレット以降のフレットを一旦抜いて、 ボディ上の指板を削る事! なんでもトップが変形してボディ上の指板が 起き上がったのが原因だとか・・・・?
指板を削ってから再度打ち込まれたフレット、抜くときに指板の黒檀材も はぎ取られた跡が残ってて、とても丁寧とは言えない修理状況でした。
その後に、フレットを全部交換で打ち替えたり、トップが割れたり、 ブリッジが剥がれたりと、一通りのトラブルを補修してからは再発も無く 落ち着いてる様子です。
音はここ10年くらい、カラッカラですね。

 そんなGuild D−50を使っての、昔の音源がカセットテープで 保存してあるのを見つけて、デジタルレコーダーを使ってデーターとして 変換して取り込み、パソコンとNASサーバーに保存してみました。
カセットに記入されたメモに寄ると、1975年の8月24日、1975 年の11月16日とありますから、購入したばかりのGUILDを使っての 演奏であることはまちがいないところです。
まだ十代だった自分たちの古いライブ録音、あらためて聴いてみると、 素質もないし、経験値もない、しかし、普段一生懸命練習してた成果って のは確かに感じ取れますね。主にバックコーラス、たまにボーカルで 参加してましたが、ファルセットのコーラスの高さ、今ではもう声が 出せません。ボーカルで歌う時もどことなく初々しさがある感じで あります。たまに音程外してるしぃ・・・・・。f(^^;) ポリポリ
ギターに関してはちゃんと出来てますね、あの頃と同じようにリズムを キープして曲を最後まで演奏できるようになるには、相当に練習を 積まんと出来ないでしょうな。

  一緒に演奏してたメンバー、今はどこで何をしてるやら?
3人編成のバンドで名前はBEEと言ってました。
ボーカルとベース担当のNTくんは、高校からの同級生、同じ夜間短大へ 進学した仲間、リードギターのNSくんは隣町に住む1歳年上で、進学して 同級生になったご縁で、フォークソングクラブに加入し、同じ学年と いう事で3人でバンド結成しました。
もう41年も前の出来事です。


雨が空から降れば


 些細なことから喧嘩して解散、1975年の11月16日のライブ活動が 人前での最後の演奏となりました。その後彼らは二人でユニットを組んで、 自分は一人で演奏活動を続け、やがて高校時代の別の同級生とPAOを 結成して音楽活動をしてましたっけ。
学校を卒業するころには、二人とも退学してしまい、NTくんの結婚式に 呼ばれて以来、もう33年以上顔を見ておりませぬ。
人生という軌道の中で、ホンの一瞬並行して行動を共にした彼ら だったのでしょうね。
もう35年以上も一緒に暮らしてる前様、彼らともご縁があったという 不思議もございます。
皆さま足利フォーク村というサークル活動に参加してて、1976年の 11月3日、そこの村長さんに 誘われて『佐渡山 豊』のライブを観に行く途中、村長さんの車の後部座席に 乗り込んできたのが、当時はまだ18歳の前様であります。
最初の会話はお互いに「ん?」でしたが、そこからも39年であります。


2015.5.12 記


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