オタク度数


 インターネットの世界がつながって、自分の趣味における各オタク度数が、 日本全体の中ではどのレベルにあるのか、少しわかったような気がします。
まあ趣味といっても、それにのめり込む、没頭する度合いによってピンから キリまで有るわけでして、形だけたしなむ程度から、専門家・プロフェッショナル 以上ではないか、よくぞそこまで・・・・と、非常に幅が広いのであります。
趣味というものは極めれば極めるほど、世間一般の感覚からは離れていくもの であり、なんでこんなものにそこまで・・・・となっていくのが普通なのかも しれません、お金や時間の投入も、普段の生活からは、かけ離れるのが当たり前 で、乖離するほど没頭してると言っても過言ではないでしょう。

 オーディオなんてのは、その最たるものでしょうね、音楽を聴くだけなら 携帯プレーヤーにイヤホンで十分なはずで、金額的には数千円で済むはずです。
しかし・・・・マニアの所有するオーディオ機器は、1品あたりで6〜7桁が 当たり前で、超高級品では8桁も有り得ますし、総額で住宅を購入できるほどの金額も よく有るパターンだったりします。
オーディオ大家と呼ばれてた五味康介大先生、戦後に復員して食うや食わずに 困る中、それでも当時は高価なレコード盤を購入することを優先にして おられたとか・・・・、趣味に没頭するって、そんなものなのでしょうね。

 また別の一例として・・・・、ワインが好きな人が居て、周囲の方達がそれを ご存知の場合、何かの引き出物で頂いたワインがあるけど、自分は飲まない からワイン好きなあの方に差し上げましょう・・・・というパターンになる場合が 多いのですが、ワインが本当に好きな方にとってこのご厚意は迷惑でしか ありません。
そもそも、ワイン好きな方にとって、ワインならなんでも良いというわけでは ないのです。自分の好みの範疇にあるワインで、流通上での劣化が無い品物で ないと、いただいたとしても迷惑でしかありません。
これは上記に記したオーディオマニア、音楽であれば何でも良いという ものではなく、本人の好みというものも存在します。たとえばクラシック 音楽が大好きで、とくにバッハの教会音楽、カンタータ等の宗教音楽が 好みで、それらの音楽が少しでもよく聴こえるようにと揃えた高級システム、 そんな方が音楽好きだというひとくくりで、レゲエやラップミュージックの 音楽ソースを送りつけて、聴いて下さいと言われても困るのであります。
ブルゴーニュのビオ・ワインにこだわってる人物に、ワインが好きな方であると 一括りにしてしまって、一升瓶に入った赤玉ポートワインを プレゼントしても、それは貴方、バカヤローと言われることはあっても 喜ばれることは無いのです。ましてやそれが管理が悪くて、酸化して 傷んでいた日には、単にゴミを押し付けるようなものでしょう。
192KHz・24Bitのハイレゾ音源でカンタータを楽しんでるところへ、 ラップ音楽をMP3で取り込んだUSBメモリーをプレゼントするのと同じ ですね。

 閑話休題
結局のところ趣味に関しては、中の下くらいまでが世間常識でなんとか 理解される範疇にあるようですが、我が家の場合、各趣味において、 その範疇といえるリミットを超えてる場合が少なからずのような・・・?
もしかして、全国レベルでも仲間入りできる十分なオタクである事、自覚しても 良い様子でございます。(^ ^;)ゞ イヤー


2016.5.16 記


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