バンドの威力


 新年会をきっかけにバンド活動を始めて2年が経過しましたが、女性 ボーカルに参入していただいたことで、クオリティが上がってバリエーション も増えたような感じであります。
ギターが好きだってだけで集まった50歳を過ぎた素人のおっさん達が、 これを機会に何かやってみようかと始めたバンド活動、 個人レベルでは大したことなくても、バンドとして各位の演奏を分担して 受け持つことで、全員で合わせた時には結構なパワーになってる感じです かね。
先日の練習の録音を聴いてみて、手前味噌でなく、客観的にも、ひとりだけの ギター1本では絶対にできないような、質の高さを感じました。

 まずコーラスによるハーモニーが楽しいですね、これは一人のソロでは 絶対に楽しめませぬ。2年間も練習を続けて来ると、昔取った何とやらも 蘇って来るのか、感覚的にハーモニーパートを歌えるようになって きました。
さらにボイス・エフェクターで3度、5度の音が重ねられますから、 ひとりでバックコーラスも可能になってます。なので、一人が主旋律に 対してのハーモニーパートを歌って、別の人が3度+5度でバック コーラスを付けるなんてのも可能になっちゃったんですよね。
定期的に練習を続けてる所為か、少しは音楽の感性が昔の20代における バンド時代のそれに戻ってるようで、アラカンでのリハビリが効いてきた 感じであります。
活動当初は出なかったファルセットも徐々に回復してきて、以前のように とはなりませんが、こんな筈じゃなかった・・・・は回避できて来た ように思えます。
メインとなるボーカルを取る時には、やはり遠慮してちゃダメですな、 腹式呼吸で、できる限りでかい声を出すようにして歌わないと・・・・、

◆荒城の月

を歌ってみて、遠慮気味に歌ったワンコーラス目は酷い出来、 声がひっくり返るのを恐れて加減した結果が、音程は不安定、 滑舌は悪いはでこの様です、2コーラス目 からは徐々に声を前に出すようにしてみましたが、4コーラス目になって、やっと・・・・って感じです。
伴奏、ハーモニカは逆に持っていたしぃ〜。
自分にとってのレベルですが、完全な復調と言えるまで、 あと少し、 もう少しでありまふ。


 ミキサーも使い込むことで、トラブルを発生させては、使い方を覚えて 行きますね。
先日のライブでは片チャンネル音が出ないトラブルがあって、録音機器へ つなげる標準ジャックが、間違って隣のインサートから取ってあったのが 判明して解決しましたし、昨日は音量レベルを確認していると、シールド線で 接続されてるギターの音が小さくて・・・・、ゲインを上げても素直に 上がって来ません、レベルメーターがほとんど触れない状態?
なんでやろ? なんでやろ? なんでやろ?、ギターに内蔵してあるコンデンサ マイクの電池が切れたのか? 電池交換するには弦を張り換えねばなら んぞ! ましてや1本は12弦ギターで、今から張り替えてたら時間までに 間に合わない・・・・・、などと、しばらく悩んでましたが、ふとミキサーの インジケーターの隣をを見ると48Vのランプが点灯してます。
あら・・・・ファンタム電源がONになってますね、コンデンサマイクは 使ってないので、普段はONにすることは無いハズのスイッチですが・・・、 ファンタム電源をOFFにしたら、ギターの音量、正常に戻りました。
標準ジャック、つまり1芯のシールド線でギター内蔵用マイクに、ファンタム 電源掛けるとNGになっちゃうのね。
標準ジャックの反対側はXLRコネクター、2芯+シールドで使うところを 1芯の仕様で使う訳ですから、3番のピンはシールド用の1番と短絡 されてます。なので、これにファンタム電源掛けると、2番の出力に 48V掛けられてしまうので、その分出力電圧が下がっちゃうって事 ですな。
このように、失敗しながら覚えておりまする。

そして去年の秋から参入してくれた女性ボーカルさん、おっさんたち だけではどうにもならなかったボーカルを完璧にカバーして、見事に花を 添えてくれてます。


◆ひとりきり


◆上を向いて歩こう


◆若草の髪飾り


◆なごり雪


まだまだ練習途中でこれですから、練習を繰り返して歌い込んでいったら、 どのような出来に進化していくのか、将来が楽しみですわん。
アラカンの・・・むしろアラクワン(道化もの)のお年寄りバンド、 この日は一人が負傷してて楽器が弾けず、もう一人はイマイチ体調不良と、 万全ではありませんでしたが、残りの人生、好きなことをして 楽しみたく思います。


2017.2.20 記


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