だからクソジジイ


 実の父親の事を、クソジジイと表記してコラムや日記などに書いてます。
親に対して『クソジジイ』と書くことは絶対に許せないとか、拒絶モードの方も 居らっしゃるのは確かですが・・・・、これは一緒に生活してみないと わからないでしょうね。

 ホントにホントにクソジジイなんです。言いだしっぺはその嫁、つまり、 20年以上前に亡くなった実の母親であります。
ご飯の支度をする母親、拵えた料理を並べて食事の用意をしてるのに、 それが気にいらない食材なのか、ご飯に味噌汁をかけて食べてしまい、 せっかく作った料理には箸も付けない、そんなことをされる度にクソジジイと 叫んでましたっけ。
この行動は今も健在です、時間が無い中、主夫が目玉焼きなどを焼いて 夕食の準備などをしても、その時の気分で箸も付けず、みそ汁だけて ご飯を食べてしまい、せっかく作ったおかずもまるまる残されます。
チャーハンなどを作って、決して多過ぎない分量であっても三分の一ほど 残されるし・・・、いつも一定の分量のご飯を出しているのですが、 一口、二口残されることもしばしば、食っちまえよ!ってな分量を 残すのであります。刺身を一切れ残すとか・・・・
それでいて時には、足りないからお代わり・・・・なんて時もあるし・・・・
昼間食べてる、買い込んできたお菓子の分量で左右されてるみたいですな。
まあ、食事に出て来るのは良い方で、夕食の時間に合わせて一通り用意を してやっても、部屋から出て来ない場合さえ・・・・、時間を過ぎて姿を 現さないので、クソジジイの部屋に行って、夕食はいらないのかと尋ねれば、 ポテトチップスを食べたから要らないや!・・・としゃあしゃあとぬかし やがる。
かといって、食事の時間に飯が無かったりすると大騒ぎであります!
とくにご飯が切れると大変、パンやおかずだけで済ませるってことは できないみたいで、スパゲティなども食べません。「ご飯はないのかい?」 と泣きそうな声で苦情を言い、「無い」と答えると、「食べる人が居るのに、 何で無いんだ!」と叫びだす始末であります。
老人性難聴で耳が遠くなっており、通常会話では全く聞こえてない様子、 何度も聴き返してくるので、声を大きくしてしゃべると、「怒鳴らなくても 良いじゃないか!」と文句を垂れてきますからね。どうしろってんでしょ?
嫁さん(母親)と死別して二十数年、早いとこ迎えに来てくれるように お願いするのですが、「クソジジイは却下!」の声が天上から聞こえてくるよう です。


 記憶をたどってみても、父親から教わった事って、教育でも生き方でも 道理でも、何一つ無いですな。
こういう風にしちゃいけない、こういう事をやっちゃいけない・・・という、 反面教師のみであります。

 外ネコのボスくんに、近所のスーパーでコロッケを買ってきては勝手に 与えてるクソジジイ、ネコにコロッケに含まれる食材、特に玉ねぎは 毒であるから絶対に与えるな!・・・・と強く言ってあるのですが、まったく 聴く耳を持ちません。現行犯で問い詰めれば、「だってかわいそうだから・・・ 」と言い訳をしてきますが、ボスくんには、管理しながら定期的に食事を 供給してますので、可愛そうなんてことはないのであります。
クソジジイからコロッケを食わされて、定刻での食事を食べなくなったり で、むしろ迷惑なのですが・・・・、それでもスーパーに行ってはお菓子と 一緒にコロッケを2つ買い込んできては、レジ袋の中に仕舞わせて、 隙があれば与えようとするクソジジイ、先手必勝でレジ袋から抜き出して、 クソジジイの食事の時に1個づつ、オカズとして出すようにしちゃいます。


 96歳になっても基礎疾患が一つもなく、医者から5年保証が出ている クソジジイ、70歳までタバコを吸い、170cmで80kgのメタボで ありながらの長寿、すべての常識を覆してるような存在であります、早く 消え・・・・・以下自粛。


2017.10.4 記


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