骨折!


 昨日家に帰ったら前様から一言、「輝くんが骨折したよ」と!( ̄□ ̄|||)がーーん!



 小学校にて遊具で遊んでいてコケて・・・、幸いにも単純骨折だったのでギプスで 固定し、時間が経てば治癒されて行く軽度の怪我でしたのでホッとしました。(;-_-) =3 フゥ
そんな状況を見せられると、ついつい過去の暗い体験がフラッシュバックしてきます・・・(~_~;)

 そもそも自分は体が丈夫なようで、子供の頃から30代前半まで骨折とか、入院とかは したことがなかったのです。
それがそれが30代のとある日、友人と自宅でお酒を飲んでるときに不幸が始まりました。
友人がそろそろ帰るというので、手にもっていたギターをソファーの上に置き、 見送りをしようと立ち上がった瞬間、ズルズルとギターが滑るようにソファーから 落ちかけ、こりゃ〜まずいと機敏に反応して上体をねじってギターの落下を防いだ ところ、右足の甲にビキーンと痛みが・・・・・・。Y(>_<、)Y
し、しまった〜、足の筋でも痛めたかな・・・・・とその瞬間は思いましたが、友人を お見送りした後も痛みが引かず、むしろ腫れあがって来て・・・・・(T_T)
翌日整形外科を受診したところ、「足の骨に亀裂骨折があります!」と診断されました。(~_~;)
足が痛くて動けないので2〜3日はお仕事もお休みして・・・・・自宅で骨折したと勤務先に 告げたら呆れられましたが・・・・、動けないことの不便さを身をもって体感しました。
30代にして初めて体験した骨折、しかししかししかし、これがまだ大いなる不幸のほんの 序章だったとは・・・・。

 030.1994でも触れてますが、37歳の真夏の暑い日にそれは起きました。
同僚と一緒に機械の製作進行状況を外注さんに出かけて確認してる時に・・・・、 ある装置の取り付け具合をチェックするために足を掛けたところ、何がなんだか 判らない状況に陥り、気がついたら自分は床に倒れていました。
どこか痛いという訳ではありませんが、下半身が麻痺してて動けません。 左手の感覚も無く、やがてズキズキと左肩が痛み出しました。
どうやら約400Kg近くある機械部品が落下して倒れ、その下敷きになったようです。 外注工場の方たちがその部品を取り除いてくれましたが、まだ動けません。
コンクリートの床に倒れたまま、意識だけはしっかりしてたので頭部にダメージは なかったようです。同僚に口答で前様の勤務先の電話番号を教えて、現状を 伝えてもらいました。後日、前様から聞いたその時の会話は以下のようだったと・・・(~_~;)
同僚:「事故に遭って旦那さんが倒れました」
前様:「どんな具合?」
同僚:「倒れたまま動いていません」 前様:「・・・・・・・」 (一瞬、死んじゃったと思ったそうです)
前様「口は利けるの?」
同僚「ハイ、しゃべってます、この電話番号も教わりました」
前様「救急車は呼んだの?」
同僚「ハイ、今こちらに向かってきてます、音が聴こえます」
前様「あっそう、じゃあ今忙しいから、入院先が決まったらまた連絡頂戴。ガチャ、ツー・・・・・」


 医療従事者というのは他人事の場合、命に別状が無いと冷たいのです!(~_~メ)
ただし、自分の事だと大騒ぎします。



 やがて救急車がやってきてストレッチゃーに乗せられるために動かされて、 あちこちに激痛が走り「痛い!」と叫びました、肩の痛みも増幅されてきて、 救急車が揺れるたびに痛みが走り顔が歪みます。外注の社長さんも頭から血を流して 同乗していました。
やがて救急病院に到着、救急車のドアが開くと、なんとそこは1ヶ月半まえに母親が 息を引取った病院!ゲゲ〜っと驚いてる余裕も無く、診察台へ移されハサミで衣服を 切り取られてスッポンポンに!(*ノノ) キャー
メチャ痛い中レントゲンを撮られ、とりあえず脱臼だけで済んでいた左肩の関節を部長先生に 正復してもらいテープで固定、肩のお痛みは急激に減っていきます。
入院が確定となり、ベッドに載せられたまま重症部屋に移されると、先生が電動ドリルを 持って現れ、「足を引っ張るから・・・」と言うや否や、麻酔注射を左足の膝周辺に打たれたかと 思いきや看護士さんたちに体を押さえつけられて、ドリルで左足に貫通穴を開け始めました。 うぎゃ〜!!!!(>_<)
足の骨に穴をあけられ、そこに芯金を通してヒモを付け、滑車を介して牽引のための重しを ぶら下げられて、ベッドの上で仰向けにしかなれない生活が始まりました。
やがて前様が、勤務先の運転手付き重役用送迎者で現れ、医者から状況を聞いて 「じゃあ、入院の準備をしてまた後で来るから・・・・・」と言い残して、私の方の勤先の 関係者が唖然とする中、さっさと帰っていきました。
大腿骨複雑骨折で3〜4ヶ月の入院だそうな。(ーー;)

 初めての入院、それも重症で!未知の経験がたくさん積めました、うれしくないけど・・・。
当然ベッドから下りられない訳で、まず最初の問題はトイレ。
おしっこは尿瓶で何とかなったけど、大きい方がねぇ〜・・・、横になったままで食欲も無く 最初の3日間くらいは出る気配もありません。やがてそれはマズい・・・・ということで、 若い看護婦さんが浣腸を持って現れて・・・・・f(^^;) ポリポリ
用を足すのもすべてベッドの上・・・ということでオムツをして、出たら出たでナースコール!

入院とは恥も外聞も無くなることなりぃ〜。

仰向けの生活でも徐々に起き上がれる程度はOKとなり、ベッドを起こしたりしますが、 いかんせん複雑骨折、牽引してる中ちょっとでも刺激があると激痛が走ります。 ベッドを起こす度に、うぎゃ〜!!!倒す度にうぎゃ〜!!!絶叫が響きます。
もちろんお風呂も入れないので、1日1回清拭と呼ばれる蒸しタオルによる体の ふき取り掃除だけ、季節は真夏、エアコンも十分でない大部屋での寝たきり生活は、 苦しくて臭いですぅ。(~_~;)

 やがて整形外科手術の予定日も近づき、看護婦さんがカミソリをもってやってきて、 大腿骨の手術なのでその周辺、おまた付近を集中的に剃り上げます。(*~ρ~*)
そして全身麻酔による手術へ!数を数え始めたと思ったら終わってましたが、 麻酔が覚めていくと、その痛いこと痛いこと一晩中!!!(TωT)ブヒー
毎日2本の点滴を1週間続けられ、だんだんと針を刺す場所が無くなって ニの腕は青あざだらけ!
左足にはフランケンシュタインの顔にあるような30cmの長さのキズがあり、ホッチキスで 縫合してます。熱が出て汗びっしょりになることもありますが、傷が塞がるまでは 風呂も入れませんし、手術跡からドレインホースがあっては頭も洗えません。
オシッコのほうはチンコに直に管が入ってるので手間はありませんが、その違和感は どうしようもないっす。

 術後の安静状態が終わるとリハビリに入ります。
手術の後遺症で左足の膝が全然曲がりません。曲げると痛いのです。
しかし・・・・、容赦の無いのも病院、部長先生の回診で、これでもかと力づくで カカトがお尻に着くまで曲げられました。その悲鳴は文字になりません! :・;^・;・*.";.*::*.;".*・;・^;・: Y(>_<、)Y

その4ヶ月後、どうにかこうにか社会復帰できました。
以後は特急で、 030. 1994 に続きますが、この辺、思い出せばエピソードは尽きませんので、 詳しく話せば長〜〜くなります。ハァハァ (°∇°;)\( ̄ -  ̄ ) ソノクライニシトケ

2006.12.5 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >