フラッシュバック


 久しぶりに井上陽水のライブ盤、『もどり道』のLPを聴いてみました。
井上陽水の高い声の魅力が際立つとともに、彼がステージで演奏するギターの音、 そのチープな音がやたらと目立つアルバム作品でもあります。
なにしろ、1曲目の『夏祭り』のイントロから、楽器の音色の安っぽさが即座に わかりますからね!
伸びやかさがなく、濁った音がいっぱい混ざった中高音、迫力がない響かない低音、 比べると、他の曲のサポートでリードギターを弾いてる、山崎ハコさんの旦那さんである 安田裕美さんのギター、実に良い音がしています。
『人生が2度あれば』で使ってる12弦ギターでは、チューニングさえ正確ではありません。
当時は現代のようにギターに内蔵するピックアップが無くて、ステージといえどマイクを立てて その音を生で拾ってましたから、楽器の音色がそのまま鮮明に収録されています。

 昔のコラム、『ヤクザなアコギ道』で 『もどれない道』とタイトルを付けて、その旨を詳しく書いたこともありましたが、 とある無料掲示板で、知人の某ギターマニア達に言いたい放題叩かれてるのを見つけました。
無料掲示板は提供終了により消えてしまいましたが、その時に保存しておいた投稿の 一部引用が下記です。




◎T.H(237) 題名:あいつらやっぱりモノを知らない
投稿日 : 2004年7月25日<日>08時53分

あそこの人たちはモノを知らない・・・・・・・らしい

オフ会で高級ギター > D45GEどまりですか ホッホッホ
ハカランダに拘りがない > 欲しいものがいくらでも買える環境をまず作りなさい。
買えもしないのに、そいうこと言うのは貧乏人のヒガミでしょう
高級オーディオ > K氏邸ではちゃんとした測定器がありました。本当に音を
追求するには、測定器は欠かせません。その意味でもエセマニアなんでしょうね〜

駄文を弄して30話とは..........笑わせてくれますね。
私にとってはabuより面白い......ハイ


◎T.H(546) 題名:直近のものでは
投稿日 : 2004年7月27日<火>09時35分

もどり道の音を語っていますね。
原音がLPと同じだったら..........超凄腕のPAだということですね。
それはありえない。
私たちが電気的に再生する”音”は、かならずPAが絡んできます。
岸●さんのことでは、それを俎上にのせていたはず。なのに.......

矛盾だらけの駄文です。





 とまあ、大ならぬ小金持ちの戯言、言いたい放題でございます。o(;-_-X;)o
おそらく普段から思ってる事であり、本音でしょうから、それはそれで良いのですが・・・・

 もどり道の音に付いては勘違いが甚だしい感じがします。

>原音がLPと同じだったら..........

 コラムの文章、どこをどう読んだらそう捉えることができるのでしょうか?
単純にレコードから聴こえるギターの音色が安っぽいと言ってるだけでございますけど・・・・。
まあ、、測定器に頼らなくちゃオーディオマニアじゃないとのご主張も、 ご自分の耳だけでは音質の聞き分け出来ないという理由からなのでしょうね。
我が家のオーディオ装置で聴く、『もどり道』のLP盤、ギターの音が、まぎれもなく安っぽく 聴こえてきますし、バックを務める安田氏のギターの音色は綺麗に感じられます。(^_-)v ブイブイッ

 なんか・・・・『もどり道』を聴く度に、ギターの音の悪さと共にフラッシュバックしてくる、 過去の忌まわしい人間関係ですな。
嗚呼・・・・信じるものは騙される!


2011.8.4 記


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