我が家の名盤 (^。^)  その11〜20


(1〜10)  (11〜20)  (21〜30)  (31〜40)  (41〜50)  (番外編)


◆その11
 原題:LIVE AT SHELDON CONCERT HALL
 演奏:TOMMY EMMANUEL
 MB20064DVD (MEL BAY)

この作品はDVDです。 音だけを聞いてたら、ギター奏法に詳しく、音からそれを判別できる耳を持ってない限り、そんなに感動しないかもしれません。しかし、映像が付いていると、音だけでは不十分なところを有り余る程にカバーしてくれます。ギター音楽に関しては素人の方が観ても「凄い」と思うであろうライブであり、詳しく知る人にほど、その衝撃度は大きいんじゃないかと・・・・?初めてこのDVDを観た時、一曲終わる毎にモニターに向かって拍手していた夫婦が実在します。ただ淡々と演奏して感動させるプレイヤーもいれば、このトミー・エマニュエル氏のように、エンターテナーとして、魅せて、聴かせて、会場全体を満足感で覆ってくれるスーパープレイヤーもいるんですねぇ。音が良いとか、映像が綺麗という理由でなく、内容だけで充分に満足できる作品だと思います。



◆その12
 邦題:バンブー
 演奏:村岡 実(尺八)、ニュー・ディメンション・グループ、ザ・ニュー・エモーションズ
 SKK(U)3001 (ユナイトレコード)

通常、小編成のジャズで使われる楽器は、吹奏楽器(サックスやトランペット、またはクラリネットetc)、ドラムス、ピアノ、ギター、ベースですが、それらの中から、ウッドベース以外を和楽器に置き換えて演奏されたジャズです。
表題のバンブーは竹のことで、このアルバムでのメインの吹奏楽器、尺八を示してます。
尺八による「TAKE5」もなかなかいけますが、圧巻はオリジナル曲「陰と陽」でしょうか。琴と尺八の掛け合いに和太鼓、琵琶が花を添えていて、琵琶の音は衝撃的!!!ベベ〜ンと、スピーカーが飛び出してきそうです。



◆その13
 邦題:LIVE ’73
 演奏:よしだたくろう、サポート:石川鷹彦、松任谷正隆、高中正義、岡澤 章、他
 SOLL-59-OD (ODYSSEY)

初期のアルバムはほとんど持ってますが、その中で、LIVE’73は最高傑作の一つだと思います。
一つ前にリリースされた「元気です」がスタジオで録音された繊細なアコースティック・サウンドなら、こちらはエレクトリックを中心とした乗りに乗ったライブで、対局にあるように思えます。バックも超一流と呼べる方達ばかりで、ボーカルが入ってなくても成り立つんじゃないかと・・・・(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ・・・・・思えるほど、最高のサウンドでサポートしてますね。
「どうだ、文句あるか!」と言わんばかりに「神様」が叫んでます。
「なつかしい」ではなくて、今でも現役で充分に「聴かせてくれる」作品ですね。



◆その14
 邦題:アナザー・マンデー
 演奏:ジョン・レンボーン
 IRS-80347 (Transatlantic Records Ltd)

英国のギタリスト、ジョン・レンボーン氏の初期の作品、1966年の発表です。当時、鉄弦の、俗にフォークギターと呼ばれるギター・・・現在のアコースティックギター・・・で、インストゥルメントを演奏する人は少なく、そんなレコードを買う人もほとんどいなかったでしょう。70年代に再販された時に入手しましたが、もうかれこれ30年聴き続けてることになります。
このアルバムで聞けるギターは、その音からおそらくジャケットで抱えているGibson J−50でしょう、鉈のようなぶっとい切れ味で、ブルースを中心に超人的技巧で弾きまくり、聴かせてくれます。収録曲の中では「バッファロー」が最高に好きですね!



◆その15
 邦題:トッカータとフーガ/パッサカリア
 演奏:カール・リヒター
 18MG 4529 (グラムフォンレコード)

おそらく題名は知らなくても、この曲のイントロ部分を聞いた事の無い人はいないでしょう。
パイプオルガンによる、あまりにも有名な曲ですが、その出だし部分を大昔のオーディオフェアで、タンノイのウエストミンスターで聞かされた時はぶっ飛びました!足の先からゾゾゾ〜って感じで鳥肌が立っていくかのようで、まさに衝撃の再生音を体感したのです。
オーディオフェアではそれ以後の各社ブース巡りで、比肩できるような音の出てるスピーカーはありませんし、国産の某有名メーカーのデモでは、比較してあまりにも悲惨な音が出てるように聞こえ、一緒に行った他のメンバー共々耳を塞いでしまいました。
おそらく、この衝撃体験から、オーディオへの泥沼に嵌っていったんですね。
それ以来、あの時の音を再現しようと悪戦苦闘出費増大しましたが、どこまで迫れたか・・・・?
ただ、今あの時の音を聞いても、全く同じ感動は受けないような気がします。それが良いのか悪いのか、甚だ疑問ではあります。



◆その16
 原題:JOHANNES BRAHMS 
     DANSES HONGROISES
     VARIATIONS ET FUGUE
     SUN UN THEME DE HAENDEL
 演奏:Andre' GOROG
 CAL 1626 (CAL LIO PE)

たぶん、その昔にバークシャーレコード・アウトレットのブックカタログを観てて、$1.99〜2.99の価格表記があったから買ったんじゃないかと思います。奏者名も知らないし、読めません。(^^;;) エヘヘ・・
ハンガリー舞曲全曲のピアノ・ソロによる演奏で、録音に使用しているピアノが、ベーゼンドルファー・インペリアル(オーストリア皇室御用達の製作会社であったベーゼンドルファー社の最上級モデル、現在日本国内価格 15,800,000円)なので、そんな高級なピアノの音がわずか$2〜3で聞けるという、非常にお買い得?なLPでした。
スタインウェイの透明で澄んだ音とは違う、ベーゼンドルファー独特の倍音によって作られた音色に、フルグランドコンサートのボディからの豊かな響きが加わって、豊潤な味わいでブラームスのハンガリー舞曲が堪能できます。



◆その17
 原題:AKINA EAST LIVE INDEX-XXV
 演奏:中森 明菜
 75L6-8061 (ワーナーパイオニア株式会社)

発売されてすぐに都内の某店で見つけて購入したのですが、なぜかアイドルのLDを購入するのが恥ずかしかったような・・・・(^^ゞ
歌手としての「旬」という物があるなら、まさにその「旬」の時の美味しい、輝いている映像LIVEだと思います。
次々とメドレーでヒット曲を、全コーラス魅せ付けるかのような歌唱力で歌っても声が枯れる事無く、歌い終わって頬を流れる涙を見せられては、「明菜ちゃ〜ん!」と叫びたくなります。
23歳のバースデーライブでもありますが、このあと自殺未遂事件やらで、最近復活するまで目立たなくなってしまって・・・・、今ではこんなエネルギッシュな凄いLIVE、もうできないでしょうね、貴重品です!



◆その18
 原題:FANTASIA
 演奏:レオポルド・ストコフスキー指揮、フィラデルフィア管弦楽団
 LP-S-93-1/2/3 (BUENA VISTA RECORDS)

イギリスのレコード・カンパニーから購入した、ディズニー映画「ファンタジア」のサウンドトラックLPレコード(スペイン盤)です。1990年にハリウッドの映画館でリバイバル上映されたのを観た時に、その音の鮮明さには驚かされました。数年後に発売されたLDでは映像はともかくとして、LD故にと音質的には自分としても無意識に妥協させられていたようです。しかしながらこのLPを入手して聞いて、その違いはあまりにも大きく、すごいとあらためて驚嘆した次第です。
しかも・・・・、1940年にこれだけの音質で、しかもステレオで録音してあったとは・・・・・、LPとして再発売されたものですが、最新技術でデジタルリマスタリングなどしていないソースが元ですから、恐るべし昔の録音技術ですね。最近のCCCDなど、ろくでもないCD作成をされる方々に、当時の技術者の爪の垢を煎じて飲ませてあげたいです。



◆その19
 原題:Light Flight The Anthology
 演奏:PENTAGLE
 ESACD 857 (Castle Music Ltd)

最近購入したベスト盤ですが、デジタルリマスターで非常に音が良くなり、馴染みの優れた曲&演奏ばかりなので我が家の名盤に入れたいと思います。 打楽器にウッドベース、アコースティックギターが2本に女性ボーカルという編成が基本ですが、エレキに持ち替えたり、リコーダーなどの民族楽器が加わったりすることもあります。それぞれの奏者が達人の域の方なので、シンプルな編成の中でも聴かせ所は多いですね。 S&Gと並ぶ、我が家にとってルーツともいえる音楽です。ここからジャズやクラシックへと発展していったんですよ!



◆その20
 邦題:モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番/第8番/第9番/第11番/幻想曲ニ短調
 演奏:グレン・グールド(ピアノ)
 20AC 1582 (CBSソニー)

この方の演奏は、クラシックというよりジャズです! ピアノ・ソナタ11番、他の奏者の演奏とはテンポが全く違い、装飾音、消音も、楽譜に書かれてる指示とは大きく違うのでしょう。楽譜第一主義の音楽の先生などが聞いたら眉を顰(ひそ)めるかもしれません。でも、心に訴えかけて来るんですよねぇ・・・。 テンポの遅いバラードのようなトルコ行進曲、これはこれで実に官能的です。


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